考える葦のブログ

備忘録ブログ。 ほのぼの日記。 内容も更新頻度も気分次第。

〜奈良紀行〜 

今年は奈良の東大寺で年を越した。

そんな流れで奈良の仏教寺院巡りをしてきた。

お寺巡りをして行く中で、仏像の美しさや奈良の人々の暖かい心に触れることができ、忘れないうちにキーボードを叩くことに決めた。

結論。奈良はいいとこ。

 

 

奈良へゆく

晦日の夜、京成上野駅から夜行バスに乗り、約7時間ほどかけて近鉄奈良駅に到着した。

(今後夜行バスを利用する機会がある人のために補足として、夜行バスは3列シート独立席のものを選ぶと良い。おすすめ運行会社はウィラーエクスプレス。)

大晦日 。早朝の奈良公園を散歩。人がいない公園で鹿たちの群れが優雅に闊歩している姿は幻想的であった。

例えるなら映画『もののけ姫』でアシタカが獅子神さまを初めて目に止めたシーンみたいな感じ。

そんな鹿たちの群れを横目に見ながら若草山山頂を目指すことにした。

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若草山は標高342mほどの小高い山だが、その山頂からは奈良盆地全体が一望できる。

山頂にも鹿が何頭かいて、休憩しようとおにぎりを取り出した瞬間襲われそうになって怖かったのを覚えている。

 

 

東大寺で年越し

奈良の東大寺と聞いて、初めに思いつくのはやはり”東大寺の大仏”だろう。

聖武天皇の発願により天平17年(745年)に国と民の平安を祈願して作られ、752年に完成した大仏さま。 

この歳になって見ても、大きくやはり堂々たる威厳を持っていて、見る人に安心感、平穏感を与えているように思えた。

      

 

< 写真については、縁あって東大寺の住職さんのご好意により、年明けの参拝客を迎える前に東大寺の中に入った時の記念写真 >

 

 

 < 初詣の参拝客と、年に2回しか開かない大仏殿正面の桟唐戸が開いている写真 >

 さすがの大仏さまの手前、参拝客の多さも尋常でなかったが、お賽銭の方もかなり羽振りがいいように見受けられた。笑

そんな感じで年越しは忙しく充実して過ぎていった。

 

二月堂、法華堂(三月堂)

東大寺は一般的な宗派をもつ寺院とは異なり”六宗兼学の寺”として知られている。(要約すると、いろんな宗派のお坊さん達の意見交換所、ディベート会場のようなもの)

そんなわけで国内の貴重な仏像や宝物が数多く保管されている。

そんな東大寺の「お水取り」が行われる二月堂。

お水取り(東大寺)(おみずとり(とうだいじ))とは - コトバンク

見晴らしが良く、手前には東大寺、奥には奈良盆地一帯を見渡すことができる。

新年の朝、清々しい気分になれた。

そんな二月堂の隣に、法華堂(三月堂)と呼ばれるお堂がある。

堂内には本尊の不空羂索観音(ふくうけんさく/ふくうけんじゃくかんのん)立像、梵天帝釈天立像、金剛力士・密迹力士(みっしゃくりきし)立像、四天王立像の計9体の乾漆像(麻布を漆で貼り固めた張り子状の像)と、塑造の執金剛神(しつこんごうしん/しゅこんごうしん)立像を安置する(いずれも奈良時代)。

他に塑造の日光・月光(がっこう)菩薩立像、吉祥天・弁才天立像などの諸仏も安置されている。

 どの像も立派!!

観音様の煌びやかさと慈悲深い表情。金剛力士、四天王立像の剛健な力強さ。日光・月光菩薩の手弱かさ。是非、実際に足を運んでじっくり見てみてほしい。

 

そのほかにも興福寺薬師寺、浮御堂、見るべきところは山ほどある。

帰りに二人の金剛力士達がお見送りしてくれる。鎌倉時代質実剛健の思想が反映された、強く逞しい彫刻美に圧倒された。

 

< 吽行 >

< 阿行 >

母曰く、カイツブリという鳥らしい。

 

中宮寺の半跏思惟像は死ぬまでに1度はみておいた方がいい。そのくらい、美しい。

写真in京都

//以降、京都の写真

 

伏見稲荷大社は「いなり、こんこん、恋いろは。」という アニメの聖地巡礼をしようと思ったが、人が多すぎて断念。。

 

在来線と新幹線の格差

 桂離宮の木

嵐山、渡月橋より望む小倉山。(百人一首などでも読まれている)

京都駅と月とすっぽん(私)。

 

// 以降、『苔寺』と呼ばれている『西芳寺』の写真

 

 

120種類もの苔に覆われた庭園を見、そこに至るまでの長い月日と静寂、管理者の愛に想いを馳せた。